腸ってただうんちを作って出す働きをしてると思っていました。

しかし、腸とは実は人間の身体の免疫システムの60%が集中しているという、
人体最大の免疫器官なのです。


体内に入ったウイルス、細菌を攻撃し、病気から身体を守ってくれるリンパ球の6割は小腸にあります。


子供の便秘を治すには、まず、このような腸の知識がなくてはなりません。。


腸といっても小腸と大腸があり、それぞれ役割が違います。
成人の場合、小腸の長さは6~7m。
大腸は1.6~1.8mあります。

これらを広げた面積はテニスコート1面分にもなるのです。

小腸は食事で取り込んだ成分を消化酵素によって分解し、栄養分を吸収するのが主な働きです。

大腸は食物の残りの水分を吸収し、うんちをつくるのが主な働きです。


腸の健康を左右するのが、腸の中に棲む500種類、合計100兆個いると言われている腸内細菌です。

腸内細菌は3つに分けられます。


1.善玉菌・・・おもに乳酸菌など。食べ物の消化吸収を助け、免疫力を高めてくれます。

2.悪玉菌・・・腸内をアルカリ性にし、有害物質を作りだし、便秘の原因になります。

3.日和見菌・・・腸内環境によってどちらにもなりうります。


腸内では常に善玉菌と悪玉菌が戦いを繰り広げています。
実はうんちの3分の1はこうした腸内細菌の死骸なのです。

腸は身体を守るシステムなわけですから、やはり元気になるように促していかなければなりません。